それでは今日は本題
過活動膀胱の原因についてです。
過活動膀胱には、
脳と膀胱(尿道)を結ぶ神経のトラブルで起こる「神経因性」のもの
と、それ以外の原因で起こる「非神経因性」のものがあります。
(1)神経因性過活動膀胱(神経のトラブルが原因)
、パーキンソン病などの脳の障害、
脊髄損傷や多発性硬化症など
の脊髄の障害の後遺症により、
脳と膀胱(尿道)の筋肉を結ぶ神経の回路に障害が起きると、
「膀胱に尿がたまったよ」
「まだ出してはいけないよ」
「もう出していいよ」
「膀胱を緩めるよ(締めるよ)」
「尿道を締めるよ(緩めるよ)」
といった信号のやりとりが正常にはたらかなくなります。
その結果、膀胱に尿が少ししかたまっていなくても
尿を出そうとしたり、
「締める」「緩める」の連携が
うまくはたらかなかったりして、
過活動膀胱の症状が出ます。
先日の尿意との関係が非常にあります。
しかしほとんどの方は下の(2)が原因となります。
(2)非神経因性過活動膀胱(特発性ともいいます)
(神経トラブルとは関係ない原因)
1)骨盤底筋のトラブル(女性の場合)
加齢や出産によって、
膀 胱・子宮・尿道などを支えている
骨盤底筋が弱くなったり傷んだりすることがあります。
そのために排尿のメカニズムがうまくはたらかなくなり、
過活動膀胱が起こります。
これには以前お話した骨盤底筋体操が効果的です
2)それ以外の原因
上記以外の何らかの原因で膀胱の神経が
過敏にはたらいてしまう場合や、
原因が特定できない場合もあります。
いくつかの原因が複雑にからみあっていると考えられています。
この原因の特定できないものや加齢によるものが
、実際には最も多く存在しています。
男性の過活動膀胱の1番の原因は
前立腺肥大症
です。
またそれについては後日詳しくお話します。
なのでほとんどの方は
加齢や産後の骨盤底筋のトラブルや前立腺肥大が
原因になることが多いです。
次回は男性の1番の原因である
前立腺肥大症のお話をしていきたいと思います。
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