本日は前立腺全摘術の
ロボット支援手術についての説明です。
ロボット支援手術は
Da Vinci 手術です。
ダヴィンチは
米国インテュイティブサージカル社が開発した手術用ロボットで、
現在のダヴィンチXiは第4世代にあたる最新鋭機です。
現在日本では200台を超えるダヴィンチが稼働しており、
前立腺全摘除術だけで年間13,000件以上がロボット支援手術で行われています。
患者さんの身体的な負担が少ない腹腔鏡下手術の特長を生かしつつ、
ロボットの機能による支援によって、
従来不可能とされていた手術操作が可能になりました。
このように
ロボット支援手術は
急速に前立腺の手術で浸透しました。
メリットとデメリットについてはこちらを
メリット
- 傷口が小さい
内視鏡や鉗子を挿入するため、5-12mmの傷で済みます(術式によって異なります)。手術によっては摘出臓器を取り出すために傷を延長する必要があります。下の図は前立腺全摘除術の場合の傷を示しています。 - 術中の出血が少ない
ロボットによる精緻な操作により、開腹手術に比較して術中出血が少なくて済みます。前立腺全摘除術は比較的出血の多い手術でしたが、ロボット支援手術の導入により術中に輸血が行われた例はほとんどありません。 - 機能の温存が向上
鉗子の正確で細密な動きによって体の機能を温存させる手術が期待できます。
前立腺全摘除術では、開腹手術に比べて尿失禁や勃起機能の回復が早くなることが報告されています。腎部分切除術では、腫瘍を正確に早く切除できるため、腎機能に対するダメージが小さくなる可能性が報告されています。 - 術後の疼痛が少なく、回復も早い
傷口が小さいため、傷の痛みは少なく、術後の回復は早い傾向にあります。 - 術後合併症のリスクが低い
創部の感染が少なく、腸閉塞などの合併症発生率も低い傾向にあります。 - 正確な患部の切除
拡大視野で精密な切除が可能であるため、がんのより正確な切除が可能と言われています。
デメリット
- 触覚がない
鉗子類には触覚がないため、術者には慣れが必要です。ダヴィンチの製造元であるIntuitive Surgical社の定めるトレーニングを終了し、認定資格を取得した医師が執刀します。 - 併存疾患によっては手術ができません
前立腺全摘除術では25°頭を下げた姿勢で手術を行うため、脳動脈瘤や緑内障の患者さんの一部はロボット支援手術を受けることができません。あらかじめ眼科を受診していただいて確認します。
以前に腹部手術を受けたことのある患者さんもロボット手術を受けることができないことがあります。
このようにメリットの方が上回っています。
以前までの腹腔鏡手術は難易度が高く
特に前立腺全摘術の場合は死亡例含めて
たくさんのことが起こりました。
ロボット支援手術の登場により
より安全に手術をすることが可能となりました。
現在は手術をたくさんしている病院は
ほぼ全てロボット支援手術を導入しています。
なので
現在は手術するなら
絶対に
ロボット支援手術(Da Vinci)をオススメします!!
私も術者として
ロボット支援手術を
立ち上げから経験させていただきました。
本当にすばらしい機械です。
ではロボット支援手術をするとして
どの病院ですればいいのか??
これは非常に大事な選択肢となります。
それについては
また後日お伝えします!!
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