今日は
放射線治療の最後
組織内照射療法(密封小線源療法)
についてです。
前立腺がんについて認可された小線源療法とは、
放射線を放出する密封小線源と呼ばれるもの
(約1mm×5mmの小さなチタン製カプセルに密封された放射性同位元素ヨウ素125)
を前立腺の中に60-80個留置し、
内側から放射線をがん組織に照射する治療です。
がん組織には高い放射線量が当たるので、
強い治療効果が得られます。
一方、仮に線源から1cm離れるだけでも
放射線量が極端に低くなるため、
周囲の組織には極めて低い線量しか当たりません。
つまり、前立腺以外の周囲正常組織の被爆量は低くてすむことになります。
この療法は
単独で施行するには
前立腺がんが限局している場合に限られます。
また前立腺肥大が著明な方にもオススメできません。
ハイリスクな方は外照射療法やホルモン療法との併用となります。
単独の場合は
外照射療法は2ヶ月の治療期間がかかりますが
小線源は3泊4日の入院期間なので短期間となるので
それは魅力的です。
いずれにせよ
たくさんの治療法があって
迷われることも多い思いますが
たくさんの情報を知って
よく考えて治療法を
患者さん自ら選択することが大事です。
「決して先生のお任せで、、」
ではなくちゃんと情報収拾して
治療法を決めましょう!!
もしどれがいいのかわからないなど
ありましたら
お気軽に私の外来に
ご相談していただければと思います。
https://www.kubota-clinic.info/
くぼたクリニック松戸五香HPです!
では次回は
ホルモン療法についてです!!
乞うご期待!!
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