今日はおねしょに
効果が期待できる
漢方薬のお話しです。
おくすりの治療の中で
漢方薬は決してメインの治療ではありません。
しかし西洋のお薬にくらべて
副作用が少ないなどのメリットがあります。
漢特効薬はありませんが、虚弱体質や精神的な要因の改善や、
水毒を改善することで水の飲み過ぎを抑えるなどの処方で効果が期待できます。
代表的な
治療薬としては
小建中湯:虚弱な体質で、手足が冷えやすく、日中の尿の回数も多い。風邪をよくひきやすいようなタイプに。
桂枝加竜骨牡蛎湯:虚弱傾向があり、ストレスに過敏に反応して精神的な要因が強い夜尿症に。
柴胡桂枝湯:それほど虚弱ではないが、精神的に緊張が強く、ものにこだわりやすい性格に。
五苓散:比較的元気で、日中から水分を大量にとるが、尿量はそれほど増えないタイプに。
白虎加人参湯:普段から元気で水分を大量にとり、尿量も多いタイプに。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯:手足が冷たくしもやけなどを作りやすい体質で、特に冬に夜尿症が悪化するタイプに。
などがあります。
最近では睡眠の質を高めるために
抑肝散という漢方を使用することも
あります。
漢方は寝る前に服用してもらいますが
どうしても
苦味!!
を伴いますので
チョコレートアイスなどに混ぜて服用すると
効果的となります。
西洋のお薬が効かない時や副作用が怖い場合は
漢方薬も
一つの選択肢になってきます。
ぜひ検討してみてください!!
次回は
いよいよアラーム療法のお話しです。