筋トレドクターくぼたの頻尿治して一生ハッピー!!

泌尿器科専門医による頻尿、尿失禁を改善させて一生幸せな人生を送れるようにするブログです!!

【急増している梅毒の症状について】

梅毒は、日本では1990年代以降の患者数は年間1000人を下回っていました。しかし、2013年、梅毒の患者数は1200人を超え、その後、年々増加しています。2015年は2690人、2016年は4575人、さらに2019年は6339人で、ここ数年で爆発的に増えています。

 

【特に20代の女性に急増している!】

 梅毒の患者数は、男性が多いのですが、最近では女性患者も増えており、特に20代の女性が急増しています。男性の場合、2008年以降に同性間の性的接触による感染が多かった時期もありましたが、2012年以降は異性間の性的接触による感染が増加しています。

 女性の場合は、性産業従事者に限らず、

一般家庭の主婦などにも感染が広がっています。

妊婦から胎児に感染する「先天梅毒」も増加傾向にあります。

 

【梅毒の原因 感染経路は?】

 

梅毒は、梅毒トレポネーマと呼ばれる細菌に感染して起こる性感染症です。性感染症とは、性的接触によって感染する病気のことです。

梅毒の感染経路となる性的接触には、普通の性器の接触による性交だけでなく、オーラルセックスやアナルセックスなど、性的な接触すべてが含まれ、粘膜や皮膚から感染します。特殊な状況での感染だけでなく、日常生活の性的行動で誰でも感染する可能性があります。

【母子感染では40%が流産となることも!】

 さらに、妊婦が感染している場合は胎盤を介して母子感染し、胎児にも影響を及ぼします。母体が無治療の場合、40%は流産や死産となり、生まれた場合も、梅毒感染による障害が見られ、これは先天梅毒と呼ばれます。障害の程度は、感染の期間によって異なります。

梅毒の感染を防ぐためには、不特定多数の人との性交渉はしないことや、コンドームを使用することなどが大切です。

 

【梅毒の症状は?】

梅毒は、症状が現れたり消えたりを

繰り返しながら徐々に全身を侵していく感染症です。

症状がいったん消えるため、見逃されやすく、

さらに感染を広げてしまう危険性が大きいといえます。

経過は第1期から第4期に分けられます。

梅毒は感染してすぐには症状が現れません。

感染後、3週間前後で最初の症状が現れてきます。

これが第1期で、感染が起きた局所に

しこりや潰瘍などが現れます。

第1期の症状は、治療をしなくても数週間で消えてしまいます。

感染から3か月ほど経つと新たな症状が現れ、

第2期となります。第2期では、

全身に赤い発疹が出たり、

性器や肛門に扁平(へんぺい)コンジローマと

呼ばれる平らなできものが現れます。

第2期の症状も、治療をしなくても数週間で再び消えます。

感染から3年ほど経過すると、

新たな症状が現れ、第3期となります。

第3期では、結節やゴム腫と呼ばれる、

ゴムのような柔らかいできものが、

皮膚や筋肉、骨などにできます。

さらに進行すると第4期になります。

第4期まで進行すると、血管や神経が侵され、

動脈りゅう、大動脈炎、進行まひ、脊髄ろう

などの深刻な症状が現れ、

日常生活にも支障を来すことがあります。

進行まひは、中枢神経系が侵され、

記憶力の低下や性格の変化が起こり、

進行してまひを起こすもので、

脊髄ろうは、脊髄が侵されて痛みや運動失調が起こるものです。

 

【梅毒の検査は?】

 

 梅毒の菌体を直接検出する方法
病変部位が無いと検査が困難で、特殊な装置や技術が必要なため一般的ではありません。
 血液検査(1度の採血で2項目の検査を実施します。)
無症状でも感染から4週間以上経過していればできます。
  脂質抗原法(RPRテスト、ガラス板法など)
:梅毒の活動性の指標となる検査。非特異的検査のため疑陽性も多い。

  TP抗原法(TPHA、FTA-ABSなど)
:梅毒に特異的な検査(陽性の場合は梅毒確定です)

 

【梅毒の治療は?】

検査の結果、梅毒と判明したらショックだと思いますが、

ペニシリン系のお薬がよく効きますのでご安心ください。

かつては不治の病とされていた梅毒ですが、ペニシリンの発見により治る病気になりました。日本の標準治療は抗生剤の長期間の服用です。

治るまできちんと服用しましょう!

日本性感染症学会の推奨する治療(神経梅毒以外)
アモキシシリン1回500mgを1日3回、4週投与が基本治療です。

【梅毒の治癒効果判定は?】

脂質抗原検査の抗体定量

梅毒抗原検査の抗体定量の同時測定を4週ごとに行います。

この際、自動化法(自動分析器で抗体価を測定する方法

)による測定が望ましく、

一貫して同じ検査キットを用いることが推奨されています。

病院が変わると検査方法も違う場合があるので、

なるべく同じ病院で診てもらうようにしましょう。 

 

いかがだったでしょうか?

梅毒が疑われる場合は

早めに病院に行って検査をしてみましょう。

 

パートナーも検査をしていただくことが

さらに重要です。

当院でも梅毒の治療をしていますので

お気軽にご相談くださいね。

 

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一緒に治療することが大事です。

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